
これは、成果はその努力と比例して上がるものではなく、
しばらくの間低空飛行を続け、ある時に急上昇する、ということを示しています。
努力がすぐに実力に結びつき、比例直線を描く方が珍しいのです。
多くのことに当てはまる曲線だと言われていますが、
何らかの分野で高いレベルにまで到達した人は、おそらく実感をもってうなずいてもらえるものと思います。
この成長曲線、もちろん学習にも当てはまるのですが、
やっかいなのが、
その急上昇する時期が誰にも分からないということ。
3か月なのかもしれないし、半年かも知れない。場合によっては一年かもしれない。
そして、
本当にやっかいなのが、
その急上昇する時期が来る直前が本当に苦しいということ。
頑張っても頑張っても成果が出ない、と感じるのです。
自分の理想と、実力・成果との差(緑の線)が最も大きくなるのが、急上昇の直前なのです。
だけど、そこで諦めるな!
やっていることが正しいと一度信じたのであれば、
成果が出るまで徹底的にやり続ける。
苦しい時期はもちろんある。
一般にそれは壁と呼ばれる。
その壁はある時、ふっと乗り越えることができる。
それを信じて、自分を信じてやり続けること。
その達成感は何物にも代えがたい。
本当にやってはいけないことは、
その苦しさに負けて努力を止めること。
その時は、きっと苦しさしか残らないから。
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最初のうちの伸びが一番低いなんてあり得ると思いますか?
そもそもこの情報はどこから持ってきた物なのですか?
デタラメだとしたら、非常に不快です
何をもって不快とされているのか、よく分かりません。
ちょっと調べていただければ、類似のものはたくさん出回っていると思いますが。
まあ、図自体は簡易的に示すために自分で作成しました。(その意味で数値の根拠はない図です。)
内容は読んでいただけましたか?私の意図はくみ取っていただけましたか?その上で、デタラメだと思われましたか?
だとすれば、残念です、というしかありません。
例えば英語や数学にしても、
まず単語や公式をある程度蓄積しなければ
スタートラインにすら立てませんし、
そこから伸びを実感するまでには、
よほど集中的に努力をしても
2~3ヶ月の熟成期間が必要であると、
私自身は経験上感じているからです。
ご理解あるコメントありがとうございます。
この成長曲線を経験上感じられている方は多いでしょうし、そうした方はみな苦しい時期を乗り越えて成長した感触をご存知のはずです。
あの感触を知っていると、次に壁にぶち当たっても、我慢の時期を経て乗り越えていけるでしょう。
塾を営むものとしては、同様の経験を子どもたちにも積んでほしいと願っているのです。